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SWC/Biogon38mm
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初めてお会いしたのは、2007年の10月のこと。
Blogの内容から何となく福岡の、しかも近所に住んでる人だな~と感じてはいた。
彼の生徒さんがグループ展を開くと言う告知で、この人は写真を教えるほどの立場の人なのだと知った。
せっかくなのでそのグループ展を観に行く事にした。

その展示の場で、写真教室の先生をしているプロの方だったこと。
そしてこの時点で既に大病を患っておられるという事を知った。
「いつ会えなくなるか分からないから・・」という言葉で、一度お会いしようと決心した。

柔和な笑顔が印象的な人だった。写真家にありがちな、トンガった所を感じない。
周りの生徒さんからもとても親しまれている。とても信望の厚い方なんだなと一目で分かった。

その場でせっかくなのでと、1枚撮らせて頂いた。

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現像してみると、手に入れたばかりのライカCL、ISO100のアクロス、そしてプラナー45mmの開放と
悪条件が重なって奥様の方は思い切りピンボケになっていた(笑)
これは失敗だ、この写真は誰にも見せずに封印だなと、1枚だけテストプリントして棚に仕舞っていた。

それから2年半あまり。何度か食事会などをご一緒させて頂き、写真に関してもお褒めの言葉を頂いたり
しながら、時間が流れていった。病魔と常に闘っているなど、あまり感じないほど元気なお姿だった。

今日の午後、一通のメールを受信した。
彼の訃報だった。突然の事で一瞬だけ現実感が無かったが、すぐに「とうとうこの時が・・」と感じた。
準備をして写真教室の方々と仮通夜に駆けつけると、彼は棺の中に居た。
棺の中で紅白のボーダーシャツを着ていた。まったく最後までお洒落な人だ。

仮通夜の場に、かのテストプリントを持参した。せっかくなので棺に入れて欲しいと。
もうピンボケだと怒られる事もないだろう。プリントの出来の悪さを窘められる事も無いだろう。
勝手な押しつけですが、そのプリント、是非一緒に天国まで持って行って下さい。

武居さん。
3年間、きつかったでしょうが、お疲れ様でした。
とりあえず一息ついて、のんびりとされて下さい。
数十年後、また天国かどこかでお会いして、写真のお話をさせて下さい。
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SWC / Biogon 38mm

最近お気に入りの、くつろぎの場所です。

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SWC/Biogon 38mm

今年の桜は旬が短かったですね。
雨が多かったので残念。
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